2020/05/13

美保神社の巫女舞とは?いつ行けば見られる?一見の価値あり!

美保神社の巫女舞

現在日本の神社の数は88,000社以上と言われています。その中でも神職者が常駐している有人神社は20,000社以上あるのです。これだけの数のある神社ですが、それぞれ祀られている神様もとり行われている行事も違います。

神社の違いの中でも特に興味深いのは例祭で行われる行事の内容ではないでしょうか。各神社ともそのご祭神によって様々な神事が行われています。巫女による巫女舞もそのひとつです。

ここでは巫女舞で有名な「美保神社の巫女舞」についてご紹介します

「美保神社」は島根県松江市にある神社ですが、巫女舞が非常に特徴的な神社です。

「一見の価値あり」と言われている美保神社の巫女舞とはどのようなものなのでしょうか。

美保神社の歴史と合わせて舞の意味も知ることで、より深く楽しむことができると思いますよ。

 

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美保神社について

まずは美保神社について確認してから、巫女舞をご紹介したいと思います。

ご祭神は?

美保神社のご祭神は「因幡の白兎(いなばのしろうさぎ)」の神話に登場する「大国主神(おおくにぬしのかみ)」

  • 御后神「三穂津姫命(みほつひめのみこと)」
  • その御子神「事代主神(ことしろぬしのかみ)」

が祀られています。

三穂津姫命は天より稲穂を持ってお降りになり、人々に食糧を配り広めたとされ、五穀豊穣、夫婦和合、安産、子孫繁栄の神様とされ、地名の美保はこの三穂津姫命の三穂からきていると言われています。

事代主神は七福神の「えびす様」として有名です。鯛と釣竿を手にした姿からも分かるように、海上安全、大漁満足、商売繁盛の神様として信仰されています。三穂津姫命は義理の母親にあたります。

大国主神は七福神の大黒様とも言われており、出雲大社のご祭神となっていて、縁結びの神様です。

美保神社と出雲大社を両方お参りすることを「両参り」と言い、幸運を呼ぶとされています。

えびす社の総本社

えびす様という神様は複数の説が存在しており、主に蛭子命(ひるこのみこと)と「事代主神」の二つの神であるとされていて、事代主神系と蛭子神系のえびす社に分かれています。

全国に事代主神の祀られているえびす社は3,000社以上ありますが、ここ美保神社はその総本社となっています。このえびす様は歌舞音曲の神様ともされており、楽器なども多く奉納されていて、日本最古のオルゴールやアコーディオンも残されています。

ご社殿は「美保造り」

美保神社の本社殿は1813年に再建され、重要文化財として登録されています。

2棟の前室付大社造を相の間で連結して、正面全体に階隠の庇(ひさし)を設けた比翼大社造りという特殊な形式で、同形式では最も規模が大きく、建立年代が古いとされており、この建築様式は「美保造り」と呼ばれています

本殿の右殿に事代主神、左殿に三穂津姫命が祀られているのです。

 
 
 
 
 
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青石畳通りも近くに

美保神社と仏谷寺を結ぶ美保関に「青石畳通り」と呼ばれる街道があります。

ここは500メートル続く街道で、天然石を敷き詰め、雨に濡れると石が青く光ることからこの名前が付けられました。

美保関は古くから日鮮貿易の拠点として栄え、西日本有数の歓楽街でした。流通の拠点だった為、大八車の通行の為に石畳が敷き詰められたのです。

古い街並みは老舗の旅館や醤油蔵など時代を感じさせる建物が今も立ち並び、風情のある雰囲気を作り出しています。この通りにある旅館「美保館」は登録有形文化財にも指定されています。

 
 
 
 
 
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以上、美保神社の歴史や建築についてご紹介しましたが、ここからは美保神社で行われる神事、巫女舞について紹介していきます。

 

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美保神社の巫女舞とは?

美保神社ではご祭神が歌舞音曲の神様ということもあるのでしょうか、神楽による巫女舞が定期的に奉納されています。

毎月7日の月次祭「えびす祭」での巫女舞をはじめ、

毎年8月には「虫探神事(むしぼししんじ)」という、社宝の虫干しを行う神事があります。面や鳴物を本殿から取り出し、神楽が奉納され、ここでは面をつけた巫女が舞います。

また5月には「神迎神事(かみむかえしんじ)」が行われます。こちらは沖の御前島まで船で参向し、神霊を神社本殿までお迎えします。この船中でも雅楽が奉されます。

毎日とり行われる巫女舞

中でも特徴的な巫女舞は毎日とり行われる巫女舞です。

美保神社では「朝御饌祭(あさみけさい)」と「夕御饌祭(ゆうみけさい)」が毎日行われています。

御饌(みけ)とは神饌(しんせん)とも言い、神様に供える食べ物のことです。美保神社では供物の儀式が毎日行われ、この際に巫女舞が舞われるのです。

  • 朝御饌祭は8:30から
  • 夕御饌祭は15:30から

行われます。毎日10分ほどの舞となりますが、毎日欠かさず雅楽の演奏に合わせて舞われる巫女舞は、朝の透き通る空気や、夕方の落ち着いた雰囲気と相まって、とても優雅で叙情的です。

夕御饌祭も毎日行われていますが、こちらは日によって雅楽の演奏のみの場合もありますので、観に行かれる場合は事前確認が必要です。

【まとめ】美保神社と巫女舞について

それでは美保神社と巫女舞についてまとめていきましょう。

ご祭神は?

  • 三穂津姫命(みほつひめのみこと)は五穀豊穣、夫婦和合、安産、子孫繁栄の神様
  • 事代主神(ことしろぬしのかみ)は海上安全、大漁満足、商売繁盛の神様
  • 事代主神は七福神のえびす様として有名

えびす社の総本社

  • えびす様は蛭子命(ひるこのみこと)と事代主神(ことしろぬしのかみ)の二つの説があり、事代主神系と蛭子神系のえびす社に分かれている。
  • 美保神社は全国3000社以上ある事代主神系えびす社の総本社。

ご社殿は「美保造り」

  • 美保神社の本殿は1813年に再建されて重要文化財に指定されている。
  • 比翼大社造りの特異な形状で「美保造り」と呼ばれる建築構造になっている。
  • 右殿に事代主神、左殿に三穂津姫命が祀られている。

青石畳通りも近くに

  • 美保神社から仏谷寺へ向かう美保関は日鮮貿易の拠点として栄えていた。
  • 流通の効率化のために石畳が敷かれている。
  • 雨に濡れると石畳が青く光ることから青石畳通りと呼ばれている。

美保神社の巫女舞

  • 毎月7日のえびす祭での巫女舞
  • 毎年8月の虫探神事(むしぼししんじ)での面をつけた巫女舞

毎日とり行われる巫女舞

  • 朝8:30からの朝御饌祭(あさみけ)
  • 夕方15:30からの夕御饌祭(ゆうみけさい)

が毎日行われる。

  • 御饌(みけ)とは神様に供える食べ物のこと。

 

なかなかみることのできない巫女舞ですが、毎日欠かさず行われる巫女舞は全国でも珍しいもの。ぜひ一度見に行ってください。

情緒ある風景や古い街並み、歴史ある建築物を堪能しながら観る巫女舞は神秘的で一味違った感情にかき立てられると思いますよ。

 

全国の神社で奉納している舞はこちら