江戸時代
農民が仕事の合間に
歌舞伎を演じて楽しんだという
小豆島から移築してきた
農村歌舞伎の舞台で
音楽や舞を捧げる
五穀豊穣 助け合い
世界平和や家族の笑顔
そんな幸せな空間や人との関わり
安らぎがテーマの小さなまつらいです
敬愛する中野妙香さんの純粋なお気持ちひとつではじまったこのまつらいに、観音舞の舞手一同にて参加させていただきました。
この美しい四国村の中で、たくさん舞い遊ばせていただきました^^
最後に、まつらいの発端になったストーリーをご紹介させていただき、結びとさせていただきます。
ある朝、四国村・農村歌舞伎の舞台をみた瞬間
この茅葺屋根のたたずまいが宮沢賢治の世界と繋がった。
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」
この絵本の中に描かれていた茅葺屋根の絵と舞台とがリンクして
気がつけば、体は勝手に動き踊りだしていた。
まだ朝の早い時間だったので
まさか誰もいないだろうと高を括っていたのだが
見事にその期待は裏切られた。
なんと、踊っているその場に、朝の清掃に訪れた
スタッフさんがやってきた。
しばらく様子を伺っているようだったが
踊り終えるとこちらに向かって歩き出した・・・
これは注意されるかなと思いながらもお話してみると
そのひとは涙を浮かべながら
「あまりにも踊りが素晴らしかったからこのまま帰してはいけない」と
上司のかたを呼びに姿を消してしまったのだ。
そこからは、あれよあれよという間に話が進み
気がつけば、今回の「農藝祭」が開催されることに。
こんな奇跡のようなご縁で繋がったこの空間と時間を
みなさんと共有し楽しむことができたらと
心から願うばかりだ。
妙香さん、スタッフの皆さま、ご出演ご出店の皆さま、四国村の皆さま。素晴らしい時空を誠にありがとうございました。