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舞踊を習い事にするなら?おすすめの舞踊や教室まとめ

舞踊 習い事

小さい頃、親が決めた習い事に通っていて全く興味のないのに続けさせられ、習い事が嫌いになってしまったという方や、「仕事ばかりしていて趣味を持っていない」「どんな習い事が向いているのか分からない」と悩んでしまって、結局今も何も習っていないという方多くいらっしゃると思います。

そういう方こそ、大人になった今、習い事の楽しさを体験できるチャンスです。なぜなら自分で好きに選べ、自分の通いたい回数で通えることができるからです。

今回は様々な習い事の中の「舞踊」についてご紹介していきたいと思います。

この記事では、

  • 舞踊とは何か
  • 習い事にかかる費用はいくらか
  • 日本舞踊・創作舞踊・社交舞踊・宗教的舞踊それぞれの習うメリット、デメリットは何か

をご紹介し最後には、

  • オススメの教室

もご紹介いたしますよ。

この記事を読むことにより舞踊を習うことで得る効果と気をつけるべきポイントが明確になり、習うことへの不安も一掃されることでしょう。舞踊でも様々な舞踊の種類があるため、ぜひ自分に合った舞踊を見つけてみてくださいね。

 

創作舞踊を習うなら

舞踊の習い事をするにあたっての前提知識

日本舞踊の習い事をする前に知っておいた方が良いポイントを下記4つに分けてみました。

  • 舞踊とは
  • 日本の舞踊の三要素
  • 舞踊の習い事に求めること
  • 舞踊の習い事の費用はいくらか

それでは一つ一つ詳しくみていきましょう。

舞踊とは?

「舞踊」とは、明治のはじめに劇作家の坪内逍遥と福地桜痴が考案した翻訳造語の一つで、本来は英語の dance の和訳にあたる。

造語の種類としては「田畑」や「恋愛」と同じ複合語にあたり、日本語の「舞」(まひ)と「踊」(をどり)の二字を結合したもの。逍遥が自著『新楽劇論』(明治37年)でこの語を多用したことから読者を通じて一般に広まった。(引用:Wikipedia

 

danceの和訳であると明治の初めに考案されましたが、それにより

  • 外国からきたダンスなのか
  • 日本伝統の「舞踊」なのか

区別がつきにくくなってしまうという問題が発生しました。そこで「日本の舞踊」すなわち日本舞踊という表現が生まれ今も定着して使われています。

日本の舞踊の三要素

日本舞踊の動きは「舞い・踊り・振り」の3つの要素で構成されています。

舞い

「能」から取り入れられた動きです。厳かな歌や音楽に合わせて決まった型や動きで心の内を表現するものです。摺り足など静かな動作が特徴で、舞台芸能として長い歴史を持つ動きです。

  • 雅楽(ががく)
  • 舞楽(ぶがく)
  • 能楽(のうがく) など

 

踊り

舞いとは対極的で決められた型はなく、軽快な歌や音楽に合わせて自由自在に手足を動かして感情や情景、様々なものを表現するものです。新しい仏教が盛んに栄えるようになり始めたとともに発達したものです。

  • 盆踊り
  • 阿波踊り
  • 郡上おどり など

 

振り

歌や音楽に合わせて、日常的な動きやしぐさを舞踊として表現するものです。例えば扇子を用いて鏡を見る所作をしたり、手紙を書く所作をすることが「振り」にあたります。演劇的要素が強く、江戸時代にかぶきや人形浄瑠璃の発達に伴ってできたものです。

  • 歌舞伎舞踊(かぶきぶよう)
  • 上方舞(かみがたまい)

舞踊の習い事に求めること

舞踊の習い事に求める事はやはり、下記ポイントではないでしょうか。

  • 礼儀作法と丁寧な言葉づかいを学びたい
  • 立ち振る舞いが美しい人になりたい
  • 年長者の方との自然なつき合い方
  • 度胸をつけたい
  • 着物の着付けを覚えたい
  • 海外の方に披露したい

「体の弱い子には日本舞踊を習わせよ」と言われていたように、体が弱い子にもでき、きちんとした姿勢と動きで足腰を使うため何年も習うことで自然と姿勢が良くなります。

また、日本舞踊の稽古は「礼に始まり礼に終わる」と言われるほど礼儀を大切にしています。目上の方や他のお弟子さんとも接するため、人への気遣いや配慮の仕方なども学ぶことができます。

ですから、上記スキルを向上させたいと思っている方に日本舞踊はとても良い習い事です。

 

しかし、日本舞踊を習う前に一番心配になるのが、

  • 手軽な料金で通える教室があるのか

ではないでしょうか。「日本舞踊はお金がかかる」という噂や「100万円以上の費用がかかる」なんて噂を聞いたことがある人も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

実際はどれくらいの料金なのか見ていきましょう。

舞踊の習い事の費用は?

流派や先生によって料金は異なりますが、およそ月3~4回のお稽古で5000円~2、3万円程度とされています。しかし「日本舞踊はお金がかかる」と言われるようになったのは、実はその他にも下記の出費がある場合があるからなのです。

  • 入会費
  • 衣装代(お稽古の際に身につける和服一式もしくは浴衣一式)
  • お礼代(会場へのご招待のお礼に先生にお渡しするもので、一般的に月謝一ヶ月分とされています)
  • チケット代(出演料)数万円
  • 発表会(最低でも十万円単位でかかる)
  • お中元とお歳暮代(月謝一ヶ月分とされています。)

発表会ではスケールが大きくなればなるほど費用が上がります。中には100万円以上という教室もあるようです。ですからできるだけ出費を抑えたい場合は、発表会に参加しないなど工夫が必要です。

また、お中元代や御礼代は月謝一ヶ月分と書かれていますが、こちらも教室によって相場が異なるため、入会前に発表会の費用や御礼代の費用はいくらかかるのか必ず確認をすることをお勧めします。

 

次に気になるのが、

  • どの舞踊が自分に合っているのか
  • 習うメリット・デメリットは何か

だと思います。それが決まらないとどの教室に通おうかも決まりづらいですよね。

そこで下記4つに分けてそれぞれご紹介していこうと思います。

  • 日本舞踊
  • 創作舞踊
  • 社交舞踊
  • 宗教的舞踊

ではそれぞれ詳しくみていきましょう。

 

創作舞踊を習うなら

習い事におすすめの舞踊

日本舞踊 

まずご紹介するのが日本舞踊です。

舞妓さんや歌舞伎役者さんが舞うものがこの日本舞踊と言われるものです。

その中でも有名な演目が下記動画の藤娘です。

ではそれぞれメリット・デメリットを見ていきましょう。

【メリット】

  • 姿勢が良くなる
  • 礼儀作法が自然に身につく
  • 和の心がわかるようになる
  • 汗をかくぐらいの運動になる
  • 他人との競争を気にせず自分磨きができる

【デメリット】

  • 費用が高い
  • 荷物が重い(着物一式と扇子)

創作舞踊 

創作舞踊は音楽に合わせた振り付けを考えて身体で表現することもあれば、テーマを決めて、ある程度振り付けを決めてからそれにあった曲を作ることを言います。基本的に日本舞踊の踊りを基準にしているため、着物を着用して踊ります。

また音楽は洋楽や邦楽を用いることから、義務教育の中に組み込んでいる学校もあります。(詳しくは、創作舞踊についての記事を参照ください。)

踊りは下記動画のように激しいものから、

下記動画のように静かなものまでバリエーション豊かなのも創作舞踊の特徴です。

ではそれぞれメリット・デメリットを見ていきましょう。

【メリット】

  • 何かを創り出す喜び、表現する喜びを体験できる
  • 考える力が身に付く
  • 現在の曲を用いて踊ったり、日本古来の歌謡曲を用いて踊ったりできる
  • 激しい踊りからゆったりとした上品な踊り等様々なバリエーションがある

【デメリット】

  • 趣味を共有できる友達が少ない
  • 教室が少ない

社交舞踊

社交舞踊とは「社交ダンス」のことを言い、男女がペアになって踊るヨーロッパ発祥のダンスです。

「ウリナリ芸能人社交ダンス部」という番組で一時期社交ダンスが盛り上がった時期もあり、若い層でも人気の習い事です。

踊りは下記動画を見てみると分かるとおりゴージャスで美しく激しい踊りをするのが特徴的です。

ではそれぞれメリット・デメリットを見ていきましょう。

【メリット】

  • 姿勢が良くなる
  • ダンスパーティーに行って楽しめる
  • 人との繋がりを持てる
  • ドレスを着用して踊るため気軽に習うことができる

【デメリット】

  • ハイヒールを履いて踊るため足に負担がかかりやすい
  • 相手がいないとできない

宗教的舞踊

宗教的舞踊とは神楽、舞楽、延年、呪師、盆踊のことを言います。

この舞踊は、下記動画である通り他の舞踊にはない神秘的で幻想的な踊りをすることが特徴的です。

【デメリット】

  • 姿勢が良くなる
  • 礼儀作法が自然に身につく
  • 和の心がわかるようになる

【デメリット】

  • 教室があまりない
  • 趣味を共有できる友達が少ない

 

以上おすすめの舞踊をご紹介してきましたが自分に合いそうな舞踊はありましたでしょうか。

中には興味はあるけれど近くに教室がないあるため見つけるのが難しい、という方のためにオススメの教室をご紹介いたします。

 

創作舞踊を習うなら

舞踊を習うのにおすすめの教室

今回ご紹介するのが、

  • 日本舞踊教室 波島陽子
  • 日本舞踊 坂東流
  • 創作舞踊 観音舞

の3つでございます。

近くに教室がない方やどういう教室に通えば良いのかわからない方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

日本舞踊教室 波島陽子

こちらの教室では新舞踊(演歌・歌謡曲・ポップス等)を中心に、日本舞踊(古典)・民謡等を学べる教室となっております。

場所:東京浅草

月謝:5,000円~/50分 (月のお稽古回数により変動)

お稽古体験:3,000円/30分 (ゆかた一式持参の場合 2,000円)

特別レッスン:7,000円/55分 (プロ及び指導者向きのお稽古です)

稽古日:火・木・金・土・日(その他希望の場合は要相談) ※2020年7月現在

それ以外にも、出張舞踊教室や教材DVDもあるため東京に通えないけれど学んでみたいという方にもオススメです。見学も可能も可能ですのでまずはお気軽にお問い合わせしてみるのも良いでしょう。

詳しくは下記HPに書かれていますので、気になった方はぜひ見てみてください。

HP:日本舞踊教室 波島陽子

日本舞踊 坂東流

こちらでは全国各地でやっているお稽古場を探すことができます。自分の県にお稽古場があるか知りたいという方はまずこちらで探してみるのが良いでしょう。料金はそれぞれの講師によって異なるため、電話番号もしくはMailアドレスにてお問い合わせする形になります。

気になった方はぜひ下記HPをクリックしてみてください。

HP:日本舞踊 坂東流

創作舞踊 観音舞

こちらの舞踊では、女性であれば誰もだ持って生まれた美しさや奥ゆかしさを引き出し表現することができる観音舞を学ぶことができる教室です。

今まで観音舞を見たことがない方はYouTubeに様々な動画が載っていますので見てみるとより一層魅力が伝わりやすいと思います。今回は数ある動画の中の一つをご紹介します。

女性でしか表現できない舞い、踊り手の穏やかな顔がとても美しいですね。

この教室では個人レッスンから出張レッスン、団体レッスンもあり、全国各地で開催されています。また通う時間が取れない方や部屋で学びたい人向けのオンラインクラスもあります。気になった方はぜひ下記HPからお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

HP:舞の道

【まとめ】舞踊の習い事について

では最後にまとめに入ります。

<舞踊とは?>

「舞踊」とは、明治のはじめに劇作家の坪内逍遥と福地桜痴が考案した翻訳造語の一つで、本来は英語の dance の和訳にあたります。

danceの和訳であると明治の初めに考案されたが、それにより外国からきたダンスか、日本伝統の「舞踊」なのか区別がつきにくくなってしまうという問題が発生したため、「日本の舞踊」すなわち日本舞踊という表現が生まれた。

<日本の舞踊の三要素>

日本舞踊の動きは「舞い・踊り・振り」の3つの要素で構成されています。

【舞い】

  • 雅楽(ががく)
  • 舞楽(ぶがく)
  • 能楽(のうがく) など

【踊り】

  • 盆踊り
  • 阿波踊り
  • 郡上おどり など

【振り】

  • 歌舞伎舞踊(かぶきぶよう)
  • 上方舞(かみがたまい)

【舞踊の習い事の費用は】

  • およそ月3~4回のお稽古で5000円~2、3万円程度

その他にも下記費用がかかる場合あり

  • 入会費
  • 衣装代(お稽古の際に身につける和服一式もしくは浴衣一式)
  • お礼代(会場へのご招待のお礼に先生にお渡しするもので、一般的に月謝一ヶ月分)
  • チケット代(出演料)数万円
  • 発表会(最低でも十万円単位でかかる)
  • お中元とお歳暮代(月謝一ヶ月分)

入会前に発表会の費用や御礼代の費用はいくらかかるのか必ず確認をすることがオススメ

 

今回は舞踊に関して詳しくご紹介してきました。費用や教室など不安なポイントはあるかと思いますが、女性としての美しさを取得できる日本舞踊の魅力を感じないまま諦めてしまうのはあまりに勿体ないことだと思います。入会前にしっかり確認したり見学に行ったりすることで不安をなくしてぜひ一度でも良いので体験して、体を動かす楽しさや女性らしくなっていく自分に自信がついていく喜びをぜひ自身で体感してみてください。

 

創作舞踊を習うなら