2020/05/11

マインドフルネスと瞑想の違いは?仕事の効率化か、心の平穏か

マインドフルネスと瞑想の違い

一昔前まで瞑想はスピリチュアルで怪しいイメージがありましたが、昨今はミランダ・カーやスティーブ・ジョブズも取り入れていることで瞑想による効果が注目され始めており、今や世界中で5億人以上が瞑想を日常の中に取り入れています。

日本でも瞑想やマインドフルネスに関してのYouTube動画や書籍が徐々に増え始め、気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、よく見かける「マインドフルネス」と「瞑想」の違いがあやふやで、どちらを実践すれば良いのか分からず結果的に効果があまり感じられない、という方も中にはいらっしゃるかもしれません。

この記事では

  • マインドフルネスと瞑想の違いについて
  • マインドフルネスと瞑想、どちらがおすすめなのか

を解明していきます。

この記事を読むことにより自分はどちらが向いているのか知ることができ、心が満たされる瞑想の効果をより実感することができますよ。これをきっかけに少しずつ日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

マインドフルネスと瞑想の違いについて

両者の違いを理解するために、以下の順番でみていきます。

  • 瞑想とは?
  • マインドフルネスとは?
  • マインドフルネスと瞑想の違いとは?

では、さっそくみていきましょう。

瞑想とは?

瞑想の歴史は古く、いまから約5,000年前の、紀元前3,000から2,500年のインダス文明の頃にブッダが、ブッダガヤの地で悟りを開いた時に行っていたのがこの瞑想だと言われています。

瞑想は、心が無になる状態を目指して行うことを言います。

しかし、心を無にするとは具体的にどういう状態なのか中々イメージしづらいですよね。心を無にするとは「疲れた脳を休ませること」をいいます。実は脳は24時間休むことなく働いており、意識的に休もうとしない限りはずっと動き続けています。もし毎日24時間休まず運動していたら次第にイライラし動きたくなくなってしまいます。

運動し続けた体を回復させるには休憩時間が必要なように、脳にも休憩時間が必要です。そのために何も考えない時間=心を無にする瞑想は「脳を休ませること」に効果的なのです。

 

では、実際に心を無にするとはどのようにすればいいのか?

それは「呼吸にだけ集中する」ことです

人間は考えないようにすればするほど「ネガティブな感情」をはじめ様々な感情が現れてしまいます。そのため感情が溢れ出さないよう他のことに集中させる必要があります。瞑想の場合は「呼吸」になります。

最初は5分、慣れてきたら10分など自分にあった長さでやってみるのが良いでしょう。静かに座って意識を呼吸に集中させ、他のことが頭に浮かんだらまた意識を呼吸に戻すことを続けることにより、下記のような効果が現れます。

  • ストレス軽減
  • 疲れにくい身体になる
  • 不眠の解消、睡眠の質の向上
  • 集中力が上がる

瞑想による効果の通り、脳がほぐれ、疲れも不安もなく穏やかな気持ちになることが瞑想の目的であり、結果的に日常が豊かになる、仕事や勉強に集中できるという効果も生まれますが、それ自体が目的ではありません。

ここまで聞くと瞑想はとても難しいものだと考えている人が多いかと思います。しかし、実は気づかないうちに私たちは日常の中で瞑想に近い状態になっていることがあるのです。

  • 自分の好きな飲み物を飲んでいるときにホッと体全体の緊張が解れていく感覚
  • 好きな音楽を聴きながら、まどろんでいる状態
  • 音楽に身を任せ踊っているとき

何かに集中しているわけでもなく、脳がリラックスしている状態も「脳がほぐれ、疲れも不安もなく穏やかな気持ち」であるため瞑想に近い状態であるといえます。

上記を見てみるとマインドフルネスも瞑想も同じではないのかという疑問が浮かび上がりますね。では実際はどうなのでしょうか。

マインドフルネスとは?

アメリカ人分子生物学者のジョン・カバット・ジンが1979年にマサチューセッツ大学で仏教瞑想を体験し、それをもとにストレス緩和法を編み出したのがマインドフルネスの起源とされています。今現在は医療や企業、スポーツなどで取り入れられています。Appleを生み出したスティーブ・ジョブズさんも取り入れていたのもこの「マインドフルネス」です。

マインドフルネスとは過去を悔やんだり未来を不安に思ったりするのではなく、『今、この瞬間』の自分の気持ちや身体の状況をあるがままに受け入れるトレーニングのことをいいます。『あるがままに受け入れる』とは、浮かび上がってきた思考に対し、良いか悪いかを判断を下すのではなく「私は今そう思っている、感じているんだ」と受け入れることです。

そうすることにより「余計な邪念に惑わされず、今という瞬間に集中する」集中力を身につけることができます。

その結果

  • 仕事の生産性が向上
  • ストレスの軽減
  • 集中力が上がる

という効果が得られます。

マインドフルネスによる効果の通り、「効果を社会の諸分野に応用させる」つまりは効率的に仕事ができてストレスなく日々を生きるためにやることが主な目的です。

そのため本を読んだり、勉強している間、その世界に100%集中した状態も「今という瞬間に集中している」ためマインドフルネスの状態であるといえます。

 

さて、ここまでみてきた『瞑想』と『マインドフルネス』ですが、この2つの違いはどこなのでしょうか。見比べてみましょう。

マインドフルネスと瞑想の違い

瞑想

  • 瞑想の起源はいまから約5000年前の、紀元前3000から2500年のインダス文明の頃
  • 静かに座って意識を呼吸に集中させ、他のことが頭に浮かんだらまた意識を呼吸に戻すことを続ける
  • 脳がほぐれ、疲れも不安もなく穏やかな気持ちになることが瞑想の目的

マインドフルネス

  • マインドフルネスの起源は1979年にアメリカ人分子生物学者のジョン・カバット・ジンが学んだ仏教瞑想をもとにストレス緩和法を編み出したことから始まった
  • 静かに座って意識を呼吸に集中している間に浮かび上がってきた思考に対し、良いか悪いかを判断を下すのではなく「私は今そう思っている、感じているんだ」と受け入れる
  • 効率的に仕事ができてストレスなく日々を生きるためにやることがマインドフルネスの目的

実際に見比べてみると、様々なことが違っていることが分かりますね。特に「何を目的にするか」が違うことが分かります。

瞑想は『穏やかな気持ちになること』であることに対し、マインドフルネスは『効率的に仕事ができてストレスなく日々を生きること』です。

マインドフルネス 瞑想 違い

このような違いがあるのにも関わらず、なぜ混乱を招いてしまうのでしょうか。

混乱する理由

以下の4つが混乱の原因と考えられています。

  • やり方が同じである
  • マインドフルネス瞑想と呼ばれることもある
  • 元々はマインドフルネスも瞑想も仏教から来ている
  • 似た効果が現れる

どちらも静かな空間で目を閉じて行います。なぜなら瞑想はブッダが行なっていたこと、マインドフルネスは仏教瞑想をもとに編み出されたものだからです。

方法が同じなのですから、似たような効果が現れるのも混乱してしまうのも無理はありません。

 

以上から、それぞれ目的が異なり、浮かび上がってきた感情に対しての対処の仕方が異なっているということが分かりました。

では、実際にどちらがオススメなのでしょうか。詳しく見比べていきましょう。

マインドフルネスと瞑想、どちらがおすすめ?

結論からいうと、どちらが良くてどちらが悪いかはなく、自身が「得たい効果は何か」によって使い分けるのが良いでしょう。

得たい結果や解決したい状態が

  • 瞑想向き
  • マインドフルネス向き

かに分けてました。それぞれに合う動画も合わせてご紹介します。ご自身の状況に合った方を実践されてみてください。

瞑想向き

  • リラックスをしたい方
  • 夜うまく寝付けない方
  • 理由はわからないが心が重く感じる方

YouTubeはタイのソムキャットさんの動画です。彼はタイで毎週土曜日、日本人向けの瞑想を無料で教えている方です。そのため日本語がとても堪能で瞑想初心者の方にもやりやすく教えてくださっています。

マインドフルネス 向き

  • 仕事に集中したい方
  • 勉強に集中したい方
  • 不安なことに対し冷静に対処したい方
  • 朝から能動的に動けるようにしたい方

メンタリストとして有名なDaiGoさんが教えるマインドフルネス瞑想の動画です。普段の早口な語り口である彼ですが、この動画では優しくゆっくり教えてくださいます。

【まとめ】マインドフルネスと瞑想の違いについて

さて、最後にここまでの内容をまとめます。

起源

  • 瞑想の起源:紀元前3,000から2,500年のインダス文明の頃にブッダが、ブッダガヤの地で悟りを開いた時に行っていた
  • マインドフルネスの起源:1979年にアメリカ人分子生物学者のジョン・カバット・ジンが学んだ仏教瞑想をもとにストレス緩和法を編み出したことから始まったことがマインドフルネスの起源

目的

  • 瞑想の目的:『穏やかな気持ちになることで日常が豊かになること』
  • マインドフルネスの目的:『効率的に仕事ができてストレスなく日々を生きること』

方法

  • 瞑想の仕方:静かに座って意識を呼吸に集中させ、他のことが頭に浮かんだらまた意識を呼吸に戻すことを続けること
  • マインドフルネスの仕方:静かに座って意識を呼吸に集中している間に浮かび上がってきた思考に対し、良いか悪いかを判断を下すのではなく「私は今そう思っている、感じているんだ」と受け入れる

YouTubeでは瞑想用のBGMが沢山あります。道具も何も必要なく、ただ自分自身がいればできる瞑想ですが、1分でも効果は十分にあるといえます。

これを機に心と体に良い変化をもたらしてくれる瞑想やマインドフルネスの世界をぜひ堪能してはいかがでしょうか。

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