神社で願い事をしてはいけない?願掛けの手順とNG行為とは
神社で参拝するときに神様にお願い事をする人も多いと思います。自分の健康であったり、仕事の成功、また、恋愛の成就などその願いは様々あるでしょう。
ですが、その声は神様に届いているのでしょうか。
実は、お祈りには知っておかなければいけない考え方や方法があるのです。
ここではそんな「神社での正しいお祈りの仕方」をご紹介いたします。
正しいお祈りはきっと皆さんの日常を豊かにしてくれると思いますよ。
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神社での願い事はOK?NG?
神社は「願い事」をするところではない
神社というと多くの人は「神様に自分の願いを叶えてもらうためにお祈りするところ」という認識をお持ちではないでしょうか。
もちろん、お願い事だけを伝えても神様は優しく受け止めてくれると思います。しかし、他人任せのお願いは果たして叶うのでしょうか。
では、神社でのお祈りとは何なのでしょう。なぜ、神社で参拝をするのでしょうか。これにはお祈りに対する正しい理解とお願いの仕方があります。
自分自身と向き合い、決断を宣言する場所
神社は神様の居られる神聖な場所です。ここで行う祈りとは神様への感謝を伝える場所であり、また、神様の前で自分自身と向き合う場所です。
神様はいつも私たちを見守ってくださり、恩恵を与えて下さっています。お祈りはこの神様へ感謝の気持ちを伝えることが一番大切なことなのです。
そして何故自分がお祈りをしようと考えたのか振り返ってみましょう。きっと自分の中で迷いや葛藤があり、その決断や将来への不安など気持ちの揺らぎがあるのかもしれません。しかし、どのような時も決断や行動への覚悟は自分自身でしかできません。
お祈りとは
- 神様に日頃の恩恵への感謝を伝えること
でもあり、また、
- 自分自身の行動、決断を神様に宣言し、見守っていただくこと
と考えてください。
ですが、「願掛け」、「〜祈願」という言葉も耳にします。実際に神様へお願いしたいこともあると思います。
ここからはそんな私たちの願いを神様に聞いて頂くための祈りの仕方をご紹介します。先述の考え方を前提として踏まえながら参考にしてください。
神社での願い事の仕方&NG行為
「ついで」の参拝は効果が薄い
旅行先や散歩の途中などで神社を見つけて参拝する方も多いと思います。もちろん、ご挨拶に伺っている時点で素晴らしいです。ただ、「ついで」の参拝という気持ちだと、神様にそれが伝わってしまいます。
偶然見かけた神社でお祈りをする場合は、その神社に出会えた幸運と神様に出会えた喜びを伝えると「ついで」ではなくなりますよね。
当然、参拝のために正装したり、散髪したり等、自分自身を整える儀式を自分なりに行ってからの参拝では、自分自身の心持ちが変わります。それがそのまま、神様に伝わるのです。
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お賽銭は「少し痛いと感じる金額」
お賽銭についてはよく縁起担ぎで5円玉を使う人もいると思います。もちろん、これも間違いではありません。
しかし、自分の覚悟や決断に対しての価値はどのくらいなのでしょう。これは多ければいいというものではありませんが、考え方として、
今の自分の状況に対して「少し痛い」と感じる程度がベストです。
自分の収入や現在の状況を考えて金額を決めましょう。
賽銭箱から「離れて祈る」
賽銭箱はほとんどの場合、拝殿の正面に置かれています。お賽銭を入れたら正面でのお祈りは避けて、少し離れるようにしましょう。そうすることで、後ろで待っている人のことが気になって気が散るということを避けられます。
神様は神社本殿を中心に全体に宿っていらっしゃると考えられています。お賽銭箱の正面かどうかは重要ではないので、こだわる必要はありません。
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挨拶の基本形
お祈りは神様への挨拶です。先ず自分が何者であるか自己紹介するところから始めましょう。
- 名前
- 住所
- 仕事先(学校名)
このくらい紹介できるとよいでしょう。そして、「いつも神様の御用にお仕えさせていただきありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えます。
ここではこれまでの恩恵に感謝して、そしてこれからの世界の平和や、幸せのために貢献していくことを報告しておきましょう。具体的な内容があれば神様に伝えておくのも良いでしょう。
「こんなことをして〇〇さんに幸せになっていただきました」や、「〜でしたが無事解決いたしました」など、本当によかったとイメージしながら祈ることが重要です。
自分の願望をお伝えするのももちろん大丈夫です。ただ、誰もが自分の願望だけを伝えている中で、人のため・世界のための幸せを、心から願い、祈ったとしたらどうでしょう。きっと神様の意識に留まるのではないでしょうか。
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9割は人の幸せ!1割だけ自分の願望
神様は人々の成長と幸せを願っています。しかし、残念ながら、人事を尽くしている人にしか天命をお与えになることができません。
自身の願いはあくまで自分で成し遂げるという気持ちが大切です。その上で神様に誓いをたて、背中を押してもらい、見守っていただけるようにお願いしましょう。
そして最後に
「かむながらたまちはえませ(結果は全て神様にお任せいたします)」
と締め括りましょう。
動画でも詳しく紹介されていましたのでぜひ見てみてください。
【まとめ】神社での願い事はOK?NG?
- お祈りは神様に感謝の言葉を伝えるもの。
- お祈りは神様に自分自身の行動を宣言し誓いを立てるもの。願いを叶えるのはあくまで自分自身。
- お賽銭は自分の状況にあった金額を。「少し痛い」と感じる金額がベスト。
- お祈りは賽銭箱の正面は避け、少し離れて行う。
- お祈りは神様への挨拶から。先ずは自己紹介から行う。
- お祈りは、人のため、世界のために行うもの。その中で自分の願いが必要なことを伝え、自分の行動を見守っていただけるようお願いする。
全ての願いを叶えるのは自分自身。神様は正しい行動を行えばきっと見守ってくださるでしょう。
日頃の生活にお祈りを習慣化することでもっと神様の存在を感じることができ、また、自分自身の成長にも繋がるのではないでしょうか。
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