大和撫子になる方法を徹底解説!おすすめの習い事と本はコレ
「大和撫子」。それは日本女性がもつ美しさを讃えて言う言葉で、遡ると平安時代から和歌などにこの言葉が使われていたといわれています。世界ではそんな大和撫子に魅了されている海外男性も多くおり、昨今では国際結婚をする方も増えてきました。しかし、国内ではまだ日本の10代女性93%が、容姿に「自信がない」と答えているほど容姿に自信がない人が多いのです。
そこで、今回は「大和撫子」とは何かを見つめ直し、
- 大和撫子になる方法は何か
- 大和撫子になりたい人におすすめの習い事&本
をご紹介します。
この記事を読むと自分の魅力を引き出すにはどうすれば良いのかが分かり、自信をもつ第一歩を踏み出せるようになりますよ。
大和撫子になる方法
いざ大和撫子になりたいと思っても具体的に何をすればなれるのか分からないと行動しづらいですよね。
まずは大和撫子とはどのような人なのかを明確にする必要があります。
大和撫子と聞くと、外見では所作が綺麗で美しい女性だったり日本の着物が似合うなどのイメージがありますよね。内面ではいつも落ち着いたイメージもあります。
まとめると下記4つの項目に分けることができます。
- きれいな言葉遣いや所作を身につける
- 芯の通った心をもつ
- 変化に柔らかく対応する
- 日常の中にある美しさを愉しむ損得よりも奉仕の気持ちをもって過ごす
より詳しく掘り下げていきましょう。
きれいな言葉遣いや所作を身に付ける
所作とは立ち振る舞いや身のこなしのことを言います。
茶道や花道では作法を重んじ、歌舞伎用語では舞踊のことを「所作事」というなど昔から日本人が所作をどれだけ重んじていたかが分かりますね。実は茶道と花道、舞踊では所作に対する共通点が大きく分けて4つ存在しています。その共通点が
- 丁寧な動き
- メリハリをつける
- 指先を揃える
- 言葉遣いが丁寧になる
具体的にどういうことなのか見ていきましょう。
- 丁寧な動き
早く動くことも大切ですが、取る手や椅子に座る所作、歩く姿もガサツだと「余裕がない」「怒っている」など印象が悪く見えてしまうことも。どんなに忙しくてもふと丁寧な動きをすることによって相手から「いつも落ち着いて見える」という印象を持たれると同時に、自分自身も心を落ち着かせることができます。
- メリハリをつける
普段テキパキと動いている女性が物をとる所作や箸の使い方などちょっとした動作が美しいと品のある女性に見えます。また慣れない動作を一日中やるのは疲れてしまい継続しづらいため、物をとる時や箸の使い方、携帯を触る時だけ丁寧にすると自分の中に決めることでストレスをためることもなくなります。
- 指先を揃える
所作の中でも特によく人に見られているのが手元ではないでしょうか。手先をものをとる姿や携帯を触る姿も指先を揃えることで上品に見えるようになります。
- 言葉遣いが丁寧
どんなに綺麗な所作を取得しても下品な言葉を使ってしまうとせっかく取得した美しさが伝わらないなんてことも。人によっては言葉遣いがその人の品格であると考えている人もいるため、言葉は丁寧に扱うのが良いでしょう。
芯の通った心をもつ
仕事でもプライベートでも芯が強く軸がしっかりしている人は周囲から尊敬される存在ですよね。芯の通った人に共通する点を下記5つに分けてみました。
- やり通す力がある
- 自分の信念がある
- 自分の実力や短所長所を把握している
- 感情のコントロールができる
- 相手によって態度を変えない
では詳しくみていきましょう。
- やり通す力がある
「自分はこんな夢があり、その為にこんな事をしたい」という明確な目標があるため、それを叶えるまで努力を惜しみません。「継続する力」と「根気」がある人と言えます。
- 自分の信念がある
プライドを守る為、出来ない事でも出来ると言い張ってしまうことを続けてしまうと、「口だけ達者で実力不足」だと思われてしまったり信用されなくなってしまいます。
そうならないために気をつけなければならないのが次の項目です。
- 自分の実力や短所長所を把握している
信念を曲げない人、有言実行の人になるためにはまず自分の今の実力はどれくらいで、目標を達成するためにはどのような努力をしなければならないのかをまず知る必要があります。また自分の短所長所を自覚することで、無理難題な目標を立てることなく着々と目標達成に近づけることができます。
- 感情のコントロールができる
相手から何か嫌なことを言われたり、反論されたりするとついカッとなってしまいますよね。その時ほど深呼吸です。ただ言われたことを反論するのではなく「落ち着いて状況を理解しよう」と考えてみましょう。
それが難しい場合はお互いに冷静になれるように距離をとるのがおすすめです。それによって相手と思い違いになることもなく冷静に関係を良くしようと話し合うことができます。
- 相手によって態度を変えない
感情のコントロールができるようになると、自然と相手のことを冷静にみる能力が身につきます。また自分に合わない人であっても相手が不快に思わない、自分のストレスを感じないちょうどいい距離感を自然と取れるようになってきます。
変化に柔らかく対応する
新たな挑戦、チャンス、新しい環境になる時不安を感じたり「自分にはできない」と思う瞬間はありませんでしたか。実はそれは正常なのです。下記本に書かれている通り脳は体を守るために、恐怖心が起こるようにできています。
「脳は、新たな挑戦、チャンス、欲望によって、ある程度の恐怖心が起こるようにできている。」引用元:『脳が教える!1つの習慣』
なぜ恐怖心が起こるかというと「何が起こるか分からないから(想像できないから)」です。逆に考えると「何が起こるか考えてみる(想像できるようにする)」ことで恐怖心を減らすことができるということ。もし恐怖を感じる画面があったら、一度立ち止まって自分はなぜ恐怖を感じているのか問いかけてみましょう。
日常の中にある美しさを愉しむ
感情のコントロールができるようになり、変化に対する恐怖心が和らいでくると視野が広がり、普段暮らす生活の中のちょっとした「幸せ」に気づくことができるようになります。
また、少しずつ移り変わる季節を感じ取れるようになったり、朝の空気や太陽の光、雨の音に「喜び」を感じたりもできるようになります。
以上、ここまでは
「大和撫子はどういう人なのか」
「大和撫子になる方法」
を詳しくご紹介してきました。
続いて、「実際にやってみよう」という方のために
- 和の習い事
- 書籍
をご紹介いたします。
大和撫子になりたいなら!おすすめの習い事&本
ご紹介する習い事は下記7つ。
- 華道
- 茶道
- 書道
- 着付け
- 日本舞踊
- 創作舞(観音舞)
- お琴
ではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
華道
まず最初にご紹介するのが「華道」です。
お部屋が殺風景でお花を生けたいけれど、どうやって生ければいいのか分からないという方や、季節ごとの花を覚えたいという方におすすめの習い事です。
華道を習うと、
- 季節の花を覚えることができる
- 色彩感覚が身に付く
- 花を一度切ったら後戻りできないため、生ける前にどうやって生けるか想像をするため、想像力や決断力が身に付く
という効果も得られます。
もし習ってみたいと思った方は、まずどの流派が自分に合いそうなのか知ると良いでしょう。
生け花には三代流派があり、それぞれの違いは下記の通りです。
- 草月流
植物以外の素材も使ったり、の植物を加工したものも使うが草月流の一つの特徴で、紙を使ったり針金を使ったり、ライトも演出の一つと考えています。アート的な要素が強いため、ディスプレイや舞台美術に向いている流派です。
- 池坊
細い曲線や噴水型の形が、池坊の作品の大きな特徴です。またアート的な要素が強い草月流であるのに対し、『立花』・『生花』・『投入花』など、型の決まった生け方をするのが池坊です。(自由に生ける自由花もあります。)
- 小原流
箪笥の上に生けることや、多肉植物を使用するのが小原流の特徴です。また水盤形式の花器に草花を「盛る」ようにいけるダイナミックな盛り花を始めたのも小原流が始まりです。
華道では、お稽古が終わった後自分で生けたお花を持ち帰ることができます。そのため荷物がかさばってしまったり、花粉が多い花だと服についてしまう危険性もありますので専用のお花入れを持つことをおすすめします。
茶道
次にご紹介する習い事は「茶道」です。
お茶会に参加する機会があった際、和菓子の取り方やお抹茶の取り方、拝見の仕方が分からなくて冷や汗をかいた、なんて経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。それがきっかけで茶道を習いたいと思った人もこれを機に習ってみてはいかがでしょうか。
茶道を習うと、
- 美しい所作を学ぶことができる
- 正しい姿勢が身に付く
- 心が穏やかになる
- 自分の感情の変化に気づくようになる
- 抹茶とお菓子を毎回食べることができる
という効果も得ることができます。
いざ習おうと思った時に一番機になるのは「どの流派で学べば良いのか」だと思います。
茶道には三千家と呼ばれる
- 表千家(おもてせんけ)
- 裏千家(うらせんけ)
- 武者小路千家(むしゃのこうじせんけ)
があります。
違いは扱う茶道具や作法、抹茶の点て加減が違います。よく泡立っている抹茶が裏千家、あまり泡を点てないお抹茶が表千家と武者小路千家です。
細かな作法の違いが多くあるため、それぞれの流派のお茶会に参加してみたり体験見学をしてみたりして自分に合う流派を見つけると良いでしょう。どうしても悩んで決められない場合は、一番茶道人口が多い「裏千家」を選んでみるのも一つの手です。
お茶会でお点前を立てる側に立つとまた違った魅力や楽しさを経験できますよ。ぜひこれを機に習ってみてはいかがでしょうか。
書道
次にご紹介するのが「書道」です。
スマホやパソコンなどが普及し手紙を書く機会が少なくなってきましたが、ふとした時に文字を書かなければならない時「もう少し字が上手くなりたい」なんて思った方も多いのではないでしょうか。
書道を習うことにより、
- 集中力を身につけることができる
- 正しい姿勢が身に付く
- 綺麗な字を書けるようになる
という効果も得ることができます。
大人向けの仕事終わりに通える教室があったり、通信教室もありますので自分が通いやすそうな教室を選んで通うと良いでしょう。
なお服が汚れた場合は、一度乾いてしまうと完全に落としきるのが難しいため、汚れてしまっても良い服装をするか、汚れたらすぐに水洗いすることをおすすめします。
着付け
次にご紹介するのがまずは外見から磨きたいという方向けの習い事「着付け」です。
着物が着れるようになりたいと思ったことがある人いるのではないでしょうか。自分で着れるようになりたい、娘さんに着物を着せたいなど理由は様々あると思います。中にはお稽古に通い始めて、着付けも習いたくなったという方もいらっしゃると思います。
着付けを習うと、
- 背筋が良くなる
- ファッションの幅が広がる
- 立ち座りや歩き方がきれいになる
という効果も得られます。
昨今は料金もリーズナブルになり中には着物を持っていなくても始めることが出来る教室もあります。しかし中には受講料金を安くする代わりに、着物を勧めてくる教室もありますので入会する前に口コミなどで調べておくのが良いでしょう。
日本舞踊
次にご紹介する習い事は「日本舞踊」です。
普段テレビでも見る機会が少ない日本舞踊ですが、品があり所作が美しい女優さんのインタビューなどをみると日本舞踊を学んでいると答えていることが多いですよね。それを聞いて日本舞踊が気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本舞踊と習うと、
- 手、頭、体をフルに使うことにより、頭がスッキリし気分をリフレッシュさせてくれる
- 所作や立ち振る舞いを学べる
- 姿勢が良くなる
- 筋力がつく
- 心が穏やかになる
という効果が得られるため習って損はない習い事です。
日本舞踊と聞くと「お金のかかる習い事」とイメージするかたも多いかと思いますが、実際は稽古代自体は高くなく、月に一回5,000円〜で入会費は5,000円〜20,000円程度になります。(もちろん流派によって異なります。)
不安な方は体験見学の際やお問い合わせ欄にて事前に確認するのが良いと思います。
創作舞観音舞
次にご紹介する習い事は「創作舞」です。
創作舞とは、日本古来より巫女を中心として発展してきた「舞」を、現代に生きる人が自らの感性で創作した舞をいいます。
ここでは、数多ある創作舞の中でも代表的な舞として、柳元美香氏が舞起こした「観音舞」をご紹介します
「女性であればだれもが持って生まれた、母性や慈愛の心を響かせ舞う舞です。母国文化の源流を追求し、神社の巫女に8年間奉職。 自然に根ざした日本古来の心を、一本の揺るぎない基軸として舞うことの原点を目指している。」(引用:本質的な美しさに目覚める舞〜観音舞〜)
女性が生まれ持っている美しさや心を引き出すことで下記動画で踊っている舞い手さんのように柔らかく美しい表現ができるのです。
観音舞を習うことで、
- 舞自体が自然に感謝する心を表すため、「自然」 のありがたさを実感できる
- 手、頭、体をフルに使うことにより、頭がスッキリし気分をリフレッシュさせてくれる
- 所作や立ち振る舞いを学べる
- 心が穏やかになる
という効果を得られるおすすめの習い事です。
今までダンスや舞をしたことがない方も個人レッスンでは丁寧に教えてくださるため安心して学ぶことができますよ。
気になった方はぜひ習ってみてはいかがでしょうか。
お琴
最後にご紹介する習い事が「お琴」です。
和楽器を使ったバンドが流行ったりしていて、日本だけでなく海外でも注目されている和楽器ですが、学校で習って以来やっていないという方や今まで触ったこともない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お琴と習うと、
- 頭がスッキリし気分をリフレッシュさせてくれる
- 続けていると段々弾ける曲が増えていき、達成感を味わえる
- ボケ防止になる
という効果が得られるおすすめの習い事です。
一昔前は花嫁修業の一つだったからか、琴教室を開いているところが多くあるため気になった方は体験見学してみてはいかがでしょうか。教室で琴を貸し出ししているところもありますから気軽に参加することができますよ。
仕事の関係や学業、子育てで忙しく中々習う時間が取れないという方向けに最後に2冊本をご紹介いたします。
もちろん習い事を習おうと思っている方にもおすすめです。
次にご紹介するのが
- 素敵な大和撫子になる方法~日本人の美学を知り幸せをつかむ~
- どんなときでも自信があって、自由で、美しいやまとなでしこ的”いい女”のルール
の2冊になります。
中には移動時間に気軽に読める電子書籍がある本もご紹介していますよ。
素敵な大和撫子になる方法~日本人の美学を知り幸せをつかむ~
日本の文化や歴史にも興味がある人におすすめの本です。
この本では作者が僧侶・釈正輪老師と出会ったところから始まります。礼儀作法を学ぶ意味や女性の役割を詳しく書かれており、また気持ちを楽に生きていく方法、自分が自分らしく自信を持って生きていける方法を教えてくれる本です。
中に出てくる座敷わらし「ももちゃん」エピソードも不思議で面白い内容になっています。
日本の文化や歴史に興味がある人や、礼儀作法を学ぶ意味を知りたいという方におすすめの本です。
どんなときでも自信があって、自由で、美しいやまとなでしこ的”いい女”のルール
『海外の女性は刺激的でカッコよく見えるし、考え方も素敵だし、そんな女性に憧れる女性もたくさんいると思います。けれど、日本人には日本人の得意とする「女の磨き方」があるのではないでしょうか。いま、ここ日本で生活する私たちのスマートな生き方。それが「やまとなでしこ的」な生き方ではないかと思います。』――「はじめに」より(引用:Amazon)
こちらは電子書籍がある本になります。
Twitterで「いい女.bot(@ionnnabot)」というアカウントで、いい女になるための「心に刺さる一言」をテーマに日々つぶやいていたことろ大人気となり書籍化されたものです。
こちらの本では「一番魅力的なあなたになれる「自分磨きの方法」」をテーマに、大和撫子のようないい女になるためにどうすればいいのかを詳しく教えてくれます。
どうすればいい女になれるのか、具体的方法を知りたいという方にはおすすめの本です。
【まとめ】大和撫子になる方法
では最後にまとめに入ります。
大和撫子になる方法
- きれいな言葉遣いや所作を身に付ける
- 芯の通った心をもつ
- 変化に柔らかく対応する
- 日常の中にある美しさを愉しむ損得よりも奉仕の気持ちをもって過ごす
感情のコントロールができるようになり、変化に対する恐怖心が和らいでくると視野が広がり、普段暮らす生活の中のちょっとした「幸せ」に気づくことができるようになります。また少しずつ移り変わる季節を感じ取れるようになったり、朝の空気や太陽の光、雨の音に「喜び」を感じたりもできるようになります。
以上、今回は大和撫子になるにはどうしたら良いのかをお伝えしてきました。中には具体的に大和撫子ってどういう人なのか想像しづらいという方もいらっしゃるかもしれません。その時は自分が大和撫子だなと思う女優さんやモデル、憧れてる人を参考にすると良いですよ。